東御市の日当たりの良い傾斜地に、星野勇馬さんの「Stardust Vineyard(スターダスト・ヴィンヤード)」はあります。ヴィンヤード名は、敬愛するミュージシャン「デヴィッド・ボウイ」の代表作に自分の名前を掛け合わせて命名したとのことですが、満天の星空のように輝くぶどうの房が実る畑になって欲しいという想いが込められています。
星野さんがワインに出会ったのは20年ほど前のことで、京都の病院で医師として勤務していたときのことでした。研究会に出席するため渡米した際、カリフォルニア・ナパバレーで飲んだ一杯の赤ワインに胸を揺さぶられたそうです。当時はワインに詳しくなかったため、それが何の品種だったか今となっては知るすべもありませんが、味わいだけでなく、作り手が醸し出す多様性や世界観のようなものに感銘を覚え、これが原点となり徐々にワインの世界へのめり込んでいきます。