田村 稔さんは15年に渡り京都でお肉料理店を経営されています。リーマンショックやユッケ事件の影響で、倒産危機に陥った厳しい経験から、お客様をより笑顔にするにはどうすればよいかを真剣に考えるようになりました。そんな中、たまたま立ち寄った本屋で、玉村 豊男さんのワインの記事を読んだとき、「これだ!」と鼓動が高まり、いても立ってもいられなくなったそうです。
田村さんはお肉料理に合うワインを作りたいと、千曲川ワインアカデミーに入学し、長野県上田市にヴィンヤードを構えます。週末は京都に戻ることが奥様との約束なので、今は2つの拠点を往復する多忙な日々を送っています。